宝塚歌劇 星組「ベルリン、わが愛」「Bouqute de TAKARAZUKA」を観てきたよ

9/30(土)阪急交通社貸切星組宝塚大劇場公演を観劇してきました〜

演目はこちらです。

 

ミュージカル「ベルリン、わが愛」

タカラヅカレビュー90周年「Bouqute de TAKARAZUKA」

 

まだまだ始まったばかりの公演ですのでできるだけネタバレしないよう、書いていきますね。

 

ミュージカル「ベルリン、わが愛」

サイレント映画からトーキーへと移り変わる頃──。1920年代から30年代にかけて、ハリウッドと並ぶ映画の都として栄華を誇ったドイツ・ベルリンにも、ナチスが暗い影を落とし始めていた。そんな中、新しい娯楽作品を模索する男達は、ミュージカル映画こそ大衆が求めるものだと確信し、その実現へ向けて邁進していた。無名の踊り子を抜擢し撮影された映画は大成功を収める。しかし、プロパガンダとして映画を利用しようとするナチスの圧力は強まる一方だった。理想と現実の狭間で苦悩しながら、映画を愛した彼らが描いたシナリオとは…。
激動期のベルリンを舞台に、「映画」を愛した人間たちの姿を、運命的なラブロマンスを織り交ぜながらドラマティックに描き出すミュージカル。

宝塚歌劇は公式HPで分かりやすい人物相関図をつくってくれてますので、見ておくとお話が分かりやすいです。

なんと印刷用PDFまでありますぞ。

 

物語最初のシーンは、映画会社UFA(ウーファ)の新作映画「メトロポリス」がついに公開されるぞ!と期待に満ちた観客で埋まった映画館から。

UFAの社運を賭けた大作「メトロポリス」の評判は会社に大きな影響を与え、そこから主人公含めた人物達の物語が動き始めます。

 

人種差別やナチスなどのワードがでてくるのですが、基本的には楽しい作品をつくりたい!と映画製作に情熱を傾ける主人公達作り手、そしてその障壁となる人物達との対比が明確で、構図が物語を通して一貫しているのでとても分かりやすくなっています。

いいものを作りたい!という夢の前に立ちはだかる、偉い人達の意見、お金の問題、人集め、製作方針…などなど、なにかものづくりをしてことのある方は共感できるポイントもあるのではないでしょうか。

 

舞台美術は映画館やフィルムなどどの場面も映画をモチーフにしていて、まるで劇場も映画館かのように気分をワクワクさせてくれます。

 

ここからは物語の中で私の心に残った出演者の方について少し書きますね。

ヴィクトール・ライマン/天寿光希

サイレント映画界の有名ベテラン俳優。

サイレント映画に誇りを持っており、厳格で気難しいながらも映画への愛は深い。

天寿さんはご本人もお役柄も温厚で柔和なイメージが強かったので、今回のライマンというお役は私にとってかなり新鮮でした。

ライマンの厳格な雰囲気や手強いなあ…と思わせる説得力は劇場に張り詰めた緊張感をもたらし、佇まいや台詞の一つ一つが物語に重みを持たせていました。

実はライマンお茶目な部分もあり、それが表れる場面では付き人のひろ香祐さんもすごくいい味を出してるんですよね。

 

 ヨーゼフ・ゲッペルス/凪七瑠海

政治家・ナチス宣伝全国指導者・宣伝大臣。

主人公の映画に脇役として出演していたジルとの出会いが物語を大きく動かしていく。

ビジュアルからして、オールバックに鉤十字の腕章ととても分かりやすいです。

凪七瑠海さん、とにかくビジュアルの説得力がすごいです。

頭が小さすぎて頭身がすごいので良い意味で人間味がなく、妻や娘がいるものの家族っぽさやリアリティはなく、淡々とした台詞回しや演技は一体この人本心では何を考えているのだろう…?と思わせます。

そんなヨーゼフがジルに興味を持つのですが、普通政治家が若い女優に目をつけると言ったら気色悪いなスケベオヤジめ…となりそうなものですが、凪七瑠海さんのビジュアル力はそんなことを一ミリも感じさせません。

突然むき出しになったジルへの執着心は恐ろしさや気味悪さを感じさせました。

 

ロルフ・シェレンベルグ/瀬央ゆりあ

サイレント映画では自慢の歌声を活かせずくすぶっていたところをテオに抜擢された若手俳優

瀬央ゆりあさん最近グイグイ来てますね!

黙っていれば美形なのに…をリアルで行く男役さんですが、今作ではまさにそのまんま。

美形なのにどこかずれていて、いじられ役、でもその歌声は周囲を魅了するという大変ズルイお役です。

初々しさとか若さゆえの青臭さとか背伸び感を演技で魅せるってすごく難しいことだと思いますが、瀬央ゆりあさんはそれをまるでご本人の元々の性質かのように演じていて、とても貴重な男役さんだと思います。

とにかく美形なお顔に加え適度に厚みのある男役らしい体型、と恵まれた素材をお持ちですがそれに甘んじない努力も感じられ、また舞台度胸も持ち合わせておられるんだろうなと思いました。

きっと時期が来れば演じることになると思いますが、鬱屈としたお役や闇を感じさせるお役も見てみたいです。

 

 

また観劇の回数を重ねれば気になる方がますます増えそうです。

 

今回阪急交通社貸切のため、幕間では生徒さんがお手伝いする抽選会がありました。

今回お手伝いの生徒さんは奏碧タケルさんと水乃ゆりさん。2人とも102期生です。

 

奏碧タケルさん「最近ハマっているものは森の香りです。1日の終わりに森の香りの入浴剤で癒されています」

「最近、ハマって、いるものは、」というようにこまめに区切りながらの喋り方がとても初々しくてフレッシュでした。

奏碧タケルさんのファンの方は是非森をプレゼントしてあげてください。

 

水乃ゆりさん「最近ハマっているものは猫です。お休みの日には猫カフェに行ったりします」

鈴が鳴るような可憐な声ですが、落ち着いた話し方でした。

貴重なオフ情報をお話ししてくれましたが、ジェンヌさんも猫カフェとか行くんですね…!

 

抽選会で奏碧さんが2度めの抽選をする直前、水乃ゆりさんが黙って奏碧タケルさんの握っている半券をスッと取ってあげ、それに対してなされるがままでポヨンとしている奏碧タケルさん。

同期だとやっぱり娘役さんの方が落ち着いてて大人っぽいよねえ〜〜となんだか萌えてしまいました。

 

幕間後のレビューで見て欲しい場面について

奏碧タケルさん「プロローグでラッパを吹いて紅さんをお迎えする場面です。お客様から見て1番右にいます。」

水乃ゆりさん「プロローグの次の場面で蝶々の役をやらせていただいてます。ピンクのカツラを被っています。」

とのことでした。

 

その後のレビューでしっかり見つけました!

奏碧さんは立ち位置まで教えてくださってたので分かりやすかったし、水乃さんのピンクのカツラの蝶々は複数人かな?見つけられるかな?と思ったら1人ですごく目立ってました!

 

 

タカラヅカレビュー90周年「Bouqute de TAKARAZUKA」

90周年を迎えたタカラヅカレビューの伝統を紡ぐレビュー作品。世界巡りの形式で展開するバラエティに富んだ場面に、きらめく花の様に多彩な輝きを放つ紅ゆずるを中心とした星組メンバーの魅力を一杯詰め込んだ、豪華絢爛なレビューをお届け致します。

90周年!ということで歴代の名曲が盛り込まれたレビューショーです。

名曲だらけなのでレトロな感じになるのかな?と思っていたのですが星組の組子達のエネルギッシュで瑞々しい魅力によって新鮮に見ることができました。

たぶん宝塚に詳しくない方でも知ってる曲がたくさんあると思います。

もうとにかく目が足りない!

舞台上の隅々まで魅力的なジェンヌさんがいますのでどこを見ていても飽きないし、特定のお目当の方がいなくても楽しめる華やかなショーです。

個人的にはパリの場面での七海ひろきさんがアカーーーン!連打でした。

七海ひろきさん、とても妖艶で、特に帽子やターバンなどで髪型が隠れていると一瞬男役であることを忘れかけてしまう美しさなんですよね。

ある場面ではまさかの生のリップ音を聴かせてくれるのですが毎公演やるのでしょうか?

お客さんの寿命が縮まりそうです。

あと私の大好きなスパニッシュ場面!スパニッシュ衣装やフラメンコ風に手を叩く振り付けなど大好きなんです…

こちらの場面、男役が娘役と絡みながらも視線は客席を狙いまくっているのでお気をつけください。

全体的にテンポよく場面が切り替わり楽しいショーでした。

全年齢向けというか、初めて宝塚見る方にもよいのではないかと思います。

 

どうでしょうか?興味を持ってくださった方いらっしゃいますかね??

ぜひ気になった方は劇場へ足を運び、そして感想を聞かせてください!

 

チケットはこちらから、宝塚オンラインチケット無料会員登録で購入することができます。

https://ent-kageki.e-tix.jp/ticket/eventlist.html